優一郎:「ごめん、チームプレイは俺には無理だった」
今回の話は、優一郎の選択を描いた話。今さら原作本ひっくり返すのが面倒なので未確定なんですが、どうも来週でコミックス最新刊分まで到達とのこと。まあ、今週新刊出るので、ぎりぎり追い付かれない…のかな?? 前回ラストで、不意打ち気味にクロウリーへ攻撃を仕掛けた優一郎。その傍らには、当然シノア隊の面々もいるのですが、都合5人分の加勢を以てしても状況をひっくり返すことは敵わず。おまけに、当初予定していた撤退のタイムリミットにもなり、負傷した深夜共々撤退せざるを得ない状況にまで追い込まれます。となると、未だクロウリーに捕まってるグレンは必然的に見捨てることになるわけで、どうしてもグレンを助けたかった優一郎も断腸の想いで、その場を後にします。なお、深夜とグレンのグレン隊の面々についても、やはりグレンを諦めきれないようで、優一郎たちの逃げる時間を稼ぎながらも、どうにかグレンを助けようとクロウリーへ奇襲を仕掛けてました。結局、こちらもあまり効果なかったみたいで、最終的にグレンの命令で撤退した模様。
そして、ロビーにて鳴海隊・グレン隊の残りと合流し、いよいよ撤退かという場面で、優一郎はかつてグレンと交わした会話を思い出します。考えてみたら、優一郎の身柄を引き取ったというだけあって、グレンと優一郎が一緒にいた時間は決して短くはないんですよね。それこそ、付き合いの長さとしてはグレン隊の面々には劣りますが、思い入れの強さに関しては決して負けてないというか。で、彼ら二人の共通認識と言うのが、大切な人を守れなかったのに未だ無様に生き続けてるということ。ただし、吸血鬼を倒す以外の目的がなかったのが当時の優一郎で、そこが当時の二人の差。今は互いに理由があるので対等(?)…故に、家族を守るという理由のために優一郎は再びクロウリーの元へ向かうことを選びます。そのために、すでに2錠飲んでる鬼呪促進剤をさらに倍プッシュ。ちなみに、3錠飲んだ時点で基本的に致死量なので、4錠も飲んだらどうなるかは火を見るよりも明白。その場で血を吹き出し、優一郎は倒れるのでした…って、次回予告見ると動いてるんですがそれは。
一方、それ以外の動きとしては、関東の暮人たちや、現場付近に到着したミカエラの動きが観測されました。暮人に関しては、何といいますかキナ臭さと腹黒さが入り混じったようなダークな話をしていて、要約するとグレンたちを囮にして、実験を兼ねた何かの兵器を実戦投入するテストを行うってところでしょうか。口ぶりからして、おそらく人体実験に絡むもので、今までの経緯から類推するに「終わりのセラフ」とやらの実験体を使うんですかね。ミカエラについては、安定の裏切りと言うか、着いてきた吸血鬼の仲間を物理的に切り捨てて、一人優一郎が来るのを待ってるといったところ。どう見ても、駆け落ちする気満々ですよね、あれ…。
と言った感じで、第20話。いよいよ話が大詰めになってきたんですが、やはり戦力差に関しては如何ともしがたい部分があって、吸血鬼との決着はそうそうつかないだろうなって気がしてきました。元々ここで完結させるつもりがないとしても、せめてクロウリーくんとフェリド辺りを倒すくらいの見せ場があってもよかった気がしないでも。おそらくこの流れだと、まともに吸血鬼倒せない状態のまま終わるぞ…。