カテゴリ: 銀の匙 Silver Spoon

いつかの自分と今の自分、そして未来の自分へ


 どうも、管理人です。ちょっと郵便関係でミスったせいでいらん手間かかって、今日はえらい目にあったわぁ…。できれば、この手のトラブルはもう勘弁。


八軒:「前のオレと違うから」

 今回の話は、八軒の里帰りと過去との対峙を描いた話。過去に「坂道のアポロン」という例があったから、どこまで話を繋げたうえで締めるのかという注目が集まっていた本作ですが、ついに最終話です。

 予定よりも少し早く地元へ着いた八軒は、参考書選びに本屋へ。すると、そこで中学時代の同級生と再会。元同級生が声をかけるのが躊躇われるレベルだったって、中学時代の八軒って相当キてたんですね。ただ、今の八軒はその時とは違って、余裕を持って普通に会話できます。それに、農業高校というちょっと変わった環境にいることもあって、会話のネタにもなりましたし、八軒に対してプラスの効果はそこそこにあるように感じました。

 そんな再会もほどほどに、ついに本堂(実家)へ突入する八軒。しかし、家には誰もおらず、しょうがないので目的だけ果たしてとっとと帰ろうと、散策開始…と思ったら、親父いましたよw おまけに、そのまま親子三人で食事って空気重いってレべルじゃねえww ですが、八軒がちゃんと料理に対する感想を口にしたことで若干風向きが変わったとも。親父があれだけ無口だと、やっぱりそうなりますよねー。
 そして、言い出しにくい話題ながらも、八軒は両親にここ最近自分の周りで起こっていること――駒場の家のことや、駒場自身のこと、それと御影のこと についての話題を切り出します。いつぞやと同じく、これは父親に対する八軒の挑戦状みたいなものなのですが、結果から言えば今回も上手く和解できず仕舞い。そもそもの話として、八軒がまだ自分が何をなすべきか、本気で何がやりたいのかが見えてないから、親父も厳しくならざるを得ないってのはあると思います。実際、八軒が大学行くことを想定して、ちゃんとその分は貯金しているらしいですし、あとは八軒次第という気はします。要するに、いくら強くなったとしても、八軒がまだガキであると。

 話変わって、今度は八軒がエゾノーに戻ってきてからの話。虎の巻を以てしても、中々御影の成績は伸びず、八軒の顔に若干焦りの色が。原因としては、やはり実家に帰ったときに父親に言われたこと。自分が失敗したことを今度は他人に勝手に託そうとしてる、理由はともあれ状況としてはそれに近いものというのはあるわけで、思わず図星をつかれたと。ただ、それを分かった上で気持ち切り替えて…というのは八軒のいいところ。仲間たちに喝入れてもらって再び御影と対峙。
 と、ここでなぜか学校見学に来た八軒母と遭遇。学校見学の下りは、春の章クライマックスの先生が学校に来るところと被せてきたような感じですかね。母親にしても、八軒のいる環境がどんななのか知る由もないわけですし。

 結局、母親はエゾノーで取れた野菜を堪能して、帰路へ。久々の飯テロktkr! 何かやったかなって気もしますが、とりあえず実りある機会となって何より。長いこと尾を引いてたベーコンの件もようやく氷解し、これが一応八軒の成長の一環なんですかね。
 そして、母親を見送り、寮へと戻る道中、八軒は仲間たちとの会話を聞いて、ふと考えます。1年の強制寮生活が終わった後、自分はどうするか。あるいは、それよりも先、将来のこと。各人の想いはそれぞれで、未だ見えない八軒の将来もその一つ。それらを見据えながら、彼らの学生生活は続くのであった…。


 ということで、今回で最終話となるこの作品、ぶっちゃけた話をすると綺麗に終わった部分はあったものの、若干中途半端なところで終わった感も否めなかったです。八軒が何かしなければならない、そのために出来ることをやる…そこまでは良かったのですが、具体的に「何をする」という部分がほとんど描かれずに終わったのはちょっと残念。原作基準だと、この後ちょっとその手の話が出てくるのですが、さすがにそこまでは無理でしたか…。第1期よりは全編通して面白いとは思いましたが、最後の尻切れ感がちょっと勿体なかったと。

 今まで感想でお付き合いいただいた皆様、関係者の皆様、本当お疲れ様でしたノシ

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戦うために向き合う勇気


 どうも、管理人です。ノイタミナ発表会見ながら記事書いてるのですが、いちいち実況したくなって手が全然進まねえwww


八軒:「責任、取ります」

 今回の話は、御影の進路と八軒の課題を描いた話。原作の方も大分終わりそうな気配出してますが、どうも原作と同時EDは難しそうな感じ。なわけで、この尺の中でどこまでまとめ入れるかが注目。

 まず、御影の問題ですが、とりあえず要約すると「家を継がない」という方向の進路を選ぶのはおk。ですが、その代わり、何かあった時の保険として大学へは行くこと、それが条件に加わります。確かに、高卒で働きに出たら、何かあった時に潰しが利かないですからね。その意味では、中退して働きに出た駒場の今後がすごく不安になるわけですが、それは一旦置いておきましょう。
 そんなわけで、御影が一転して大学進学へ向けて動かざるを得なくなったのですが、問題は御影の学力。知っての通り、エゾノーの生徒の基礎学力は概ね低いわけで、御影についても例外ではなし。なので、今のままでは結構絶望的。と、ここで立ち上がったのが八軒。御影を焚き付けた責任を取って、彼が勉強を教えることになります。「責任取る」って、そこだけ切り取られるとどう考えても別の意味に捉えられますわ…。

 こうして、御影の猛勉強がスタート。最初は、彼女の現状を確認して、それを踏まえた上での対策立て。とりあえず、彼女が好きなのは馬関係の出来事で、そこに絡めた記憶術からのスタート。日本史は確かに馬の活躍が多いので、攻め方としてはアリですね。ただ、馬出てこないところ、特に明治以降の近代史はどうするんだろうって気はします。そのあたりは、来週出てくるであろう「虎の巻」待ちってところですかね…。

 そして、今ちょっと話題に出しましたが、「虎の巻」についてもちょっとだけ補足。これは、八軒兄が現役時代に使っていたもので、今回八軒がガチで御影に勉強を教えるにあたって、恥と苦手意識を忍んで八軒が連絡を取ったことで判明した代物。ちなみに、その在り処は八軒の実家…否が応にも実家に戻らなくならなくなりました。一応、親父と鉢合わせしないように早い時間見計らって、朝方にエゾノー出発してましたが、色々と不吉なフラグがw やっぱあれか、男湯ヨーグルトのせいか???


 ということで、いよいよクライマックスなわけですが、見た感じですと最後の最後で大分巻きが入りそうな気がしてきました。親父関係の話をどうにかするのは当然として、果たしてどこをオチに持ってくるか。泣いても笑っても、これで多分アニメ続編はないと思うので、上手く締めてもらうことに期待。

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現実を知ることは、始めるための第一歩である


 どうも、管理人です。ちょっと思うところがあって、しばらくtwitter本垢のアクセスを控えようかなと思っている所存。どのみち来月からは結構忙しくなるのが確定ですし、今の内から慣らしておいた方がいいですかね。


八軒:「分かろうとする努力はやめたくない!」

 今回の話は、いよいよ本格的に離農した駒場牧場の話。前回に続き、心が抉られてしょうがない…。

 何もできないけど、手綱を手放さない決意を口にする八軒。確かに、知らないままでいられるなら、その方が安全で楽な道ではあります。しかし、それは同時に知る努力・知ろうとする努力を怠るということ。八軒が良しとしなかったのは、ずっと逃げてきて、逃げた先でもまた逃げるという選択を取ることで、逃げてきた自分を乗り越えたいという想いがあったため。御影は、その辺が分かっていたからこそ、八軒に今まで黙っていたというのもありますが、知られた以上はもはやどうにもならんです。というか、さりげなくラブコメの波動出すなしww
 とはいっても、やはり八軒に今すぐ借金をどうこうする術もないわけで、それは周りに聞いても概ね同じ答え。蟹工船とかロシアンマフィアは論外ですしw

 そんな中、ついに駒場牧場の完全離農の日取りが決定。飼っていた牛が運ばれていく場面に、御影と一緒に八軒も立ち会います。牛がいなくなった後の牛舎の寂しさもそうですが、人間の都合で何も知らずに住処を追われる牛たちに、どことない哀愁を感じざるを得なかったです。この後、余所の牧場で引き取られることになるのか、それともそのまま食肉行きとなるのか、どちらにしても彼らが事情を知る余地がないとあたりが特に。
 牛がいなくなった牛舎の宗二を手伝った八軒は、駒場から礼として最後の搾乳で取れた牛乳をもらいます。いくら美味しくても、もう飲めないんですよね…。

 そして、駒場牧場からの帰り道、ここから少し話題は変わって、これからの話。駒場は学校をやめて働きに出ると断言して譲らないので、一旦彼のことはおいておくとして、問題は別のこと。まず一つは、借金のこと。駒場牧場が潰れたということは、保証人になっている御影家にも少なからず借金の負担が回ってくるわけで、その額が約1500万。それを補てんするためのプランとしては

①パフォーマンスを上げて、全体的な収穫量を底上げする(この場合、人手不足の問題が発生する)
②家畜の一部を売却して、金を作る(この場合、全体的な収穫量が下がる)

 この二点が挙げられます。対して、御影のおじいさんが決断したのは、②の方。ただし、売るのは牛ではなくて馬。それと、これを機にオーナー引退を表明し、代わって長男である御影の父親が就任。彼もその意見に同意し、御影家としての方針は一旦それで決まり。

 ですが、ここで待ったをかけたのが、今までずっと口を閉ざしていた御影。というのも、ここまでの話は御影が卒業後そのまま牧場を継ぐという前提で話が進んでいて、もし御影がここで何も言わないと本当にその通りにせざる得ないという状況が完成してしまうため。
 確か、以前に話が出たと思いますが、御影には牧場を継ぐ以外にも、もう一つ別の夢があります。そのことは以前こっそり聞いていた八軒しか知らず、彼女の家族は誰一人知らない話。故に、ここで言わないと、一生自分をごまかしたまま生きていかなければならなくなるかもしれない。他ならぬ、駒場がそうなるであろうだけに。

 八軒の応援を受け、御影はついに決断するのでした…。


 ということで、ついに実写版も公開となったこの作品。前回に続き、大分重い話が続いていますが、これもまた八軒にとって、御影にとっても大切なこと。現実を知り、痛みを背負って、それでも勇気を持って、その先に待っているのはどのような未来か。残り2話でどこまで描かれるかは分かりませんが、締め方が楽しみです。

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駒場、やめるってよ(何とは言ってない)


 どうも、管理人です。健康診断受けてきたのですが、病院があまりにも年寄りばかりですごく疲れた。よく年寄りに囲まれると若さを吸われるって言いますが、あれって本当ですわ…。


八軒:「放り出せるか馬鹿野郎!巻き添え上等だ!頭だろうが腹だろうが、踏まれてやるよ!」

 今回の話は、中島先生の再起動と、駒場のその後を描いた話。原作読んだとき、このあたりはめっちゃ辛かったなと、そこまで昔のことでないながらも懐かしく思えました。ある意味、これがこの作品の真骨頂。

 チーズを根こそぎ奪われ、失意のどん底に突き落とされていた中島先生。そんな彼が、悲しみを癒すべくついに再起動…ということで、たまたま通りかかった八軒と御影を任意同行して、チーズ作りを開始。さらに、何となく気配を察してやってきた吉野&常盤も加わります。学生諸君は、基本的には洗い物メインなわけですが、これはやはり細菌対策ってことですかね。納豆菌がアウトって話があるくらい、チーズにとって大敵なわけですし。それと、常盤はやはり馬鹿だった…いいやつではありますが。
 ちなみに、チーズは下ごしらえするだけで丸一日かかるくらい、作るのに非常に手間がかかるもの。おまけに、出来上がるのは3か月後…それを一斉に放出されたら、そりゃ放心状態にもなりますわ。ですけど、改めて八軒に農業・酪農の楽しい部分を教える結果にも結び付いたので、これはこれで結果オーライですかね。勉強どんだけ好きなんやw

 と、話変わって、今度は駒場の話。こちらは、先程までの楽しい部分とは正反対に、厳しい現実の部分を描いたもの。一言でいうと、駒場農場が離農することになり、それに伴い駒場が学校をやめることを決意したということ。2期の初期からずっと引っ張ってきたのは、実はこの件でした。
 今までさまざまな現実に直面してきた八軒ですけど、こればっかりは本当どうしようもないですね。なぜなら、これが何の力も持たない子供であるから、彼が介入することを当事者が望まないから。この場合の当事者は駒場だけでなく、彼の家の借金の保証人になっていた御影(御影家)も同様。馬に例えて、手綱を離すこと、これが怪我をしないために必要なことで、ある種の警告。実際問題、別に駒場の家に限った話ではなく、比較的良くある話であるために、いちいち気に病んで首を突っ込むのは賢いやり方ではないです。ですが、八軒にとってはそんなもの知ったことではないです。覚悟がないなら、覚悟を決めればいい。覚悟と決意を固め、新たな挑戦が始まるのでした…。


 ということで、第8話でしたが、前半と後半でガラリとテンションが違っていて、その落差にちょっと精神が…。ショックを受けてるってわけではないのですが、やはりシリアスのレベルが段違い。それだけに、ここから先の描き方が重要。オチのつけ方含め、楽しみです。

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夢の始まり、夢の終わり


 どうも、管理人です。現在我が家で風邪だかインフルだかよく分からないものが流行中で、戦々恐々としているなどと。明日はモーパイ舞台挨拶行くというのに、明日体調最悪だったらどないしましょ? それと、体調以前に集中力が全然続かなくて焦りまくりんぐ!!


先生:「はよ寝ろ、八軒」

 今回の話は、神社デート&野球部の地区大会の話を描いたもの。ある意味、ここからがどシリアス突入な展開なのですが、このままだと中途半端で終わりそうな気配が!

 前回で文化祭は無事終わり、今度こそ本格的にいつもの日常へ。ですが、祭りが終わった後に待っているのは片付けと原状回復。文化祭で使った輓馬のソリを解体、コースに使った土地も約束通り畑に戻し、どことなく寂寥感。それと、体調不良を理由にしばらく馬術部の顧問を休む中島先生…体調不良ではなくて、精神的ショックが原因ですね、わかりますw
 そして、もう一つ。丁度この日は、馬を休ませるという理由もあって、馬術の活動は休み。そのため、夕方の世話当番まで時間が空き、ここでとうとう八軒は例のデートの件を切り出します。ちゃんと前もって反故にされてないかどうか確認した甲斐があったぜ。行先は、馬を象った絵馬が置かれているらしい大蝦夷神社。基本的に馬にばっか目が行くというのはいろんな意味でどうなのかとも思いますが、それでも御影が喜ぶであろう場所をピンポイントで攻めるのは、八軒が結構できる証。
 それにしても、女子たちの共同戦線が強力すぎて笑いましたw 空気読まない常盤を止めるために、女子総動員で力技…明らかに八軒と御影をくっつける気満々で、故にちょっと怖い部分でもあります。これで御影を泣かせた日には、八軒消されるのは確実でしょうし。ただ、結局は向かった先(大蝦夷神社)で、同じく絵馬の話を聞きつけた馬術部+及川が来てたので、あまり意味をなさなかったのが惜しい。八軒の敗因は、どストレートに行先選んだことだったか…。

 一方、文化祭が終わっても、休むことなく動き始める部活動もあって、それが駒場たち野球部。現在、秋季大会…つまりは春の選抜に関わる大事な大会に臨んでいる最中。4回勝てば、道が開けるそうですが、普通に考えれば明らかに険しい道。実際、2戦目で戦った高校は甲子園常連校で、ぎりぎりの勝利。駒場のクローザーとして活躍もあって、札幌行き(決勝戦)も視野に捕らえるところまで来ましたが、ここで当たるのがさらに強い高校。関西からスカウトって、モデルは苫小牧?
 また、その日はそれぞれ所は違えど、各人テレビにかじりついて観戦。最初は負けていたものの、途中で逆転に成功。ですが、9回裏に無死満塁というサヨナラのピンチを招き、ここでクローザーの駒場が登板。気迫のピッチングでバッターを抑え、あと一人となったところで悲劇が。バッターが打った球は、一見ただのライトフライ。ライトも落下点につき、ぴちゃりと抑えたと思われましたが、突然噴いた風で球がカーブ。結果、ライトが取りこぼし、その間にランナーが二人生還。これにより、エゾノー野球部の敗北が決定するのでした。

 その日を境に、駒場は姿を消すのであった…。


 一週飛んで、二週間ぶりの銀の匙でしたが、ついにここまで来ましたね。そろそろ、第1期及び2期序盤から引っ張ってきた問題が本格的に浮上してきて、見る側としても覚悟がいる展開になるはず。それと、大川先輩はそろそろ就活をしましょう!

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