長い旅路の果てに
どうも、管理人です。「学戦都市アスタリスク」の先行上映会に行ってきました。おそらく、来期のラノベ原作の中では一番期待してなかったんですが、意外や意外で結構好きな感じでした。何やかんやで、この手のほどほどに面白い作品って大切ですわ、本当。友利:「楽しいことだらけの人生にして行きましょう」
今回の話は、有宇の長い旅と、その終焉を描いた話。前回ラストで旅に出て、あと1話でどうするねんって言われたのが今思えば本当その通りでしたわ。そして、Rewriteアニメ化ですか。 全ての能力者の能力を奪うべく、長い旅に出た有宇。差しあたっては探知能力を手に入れなければいけないわけで、まずはシンガポール→フィリピンに渡って能力者の情報を買い、能力者を囲っている組織を抑え、そこ経由で能力を無事入手。その後は順調に能力を蓄積していき、自動翻訳の能力や寝なくてもいい能力を始めたとした便利な能力も次々入手。中には治癒能力なんかもありましたけど、いざ奪っても自分で使おうとしないのはちょっと意外でした。まあ、今までの積み重ねの否定になるので気持ちは分からんでもないですけど、変なところで自制が利くのが妙に律儀と言うか何というか。あと、能力者のキャリア……つまりまだ目覚めていない能力者の能力はどうするのかという問題もありました。個人的に、それは例のワクチンがどうにかするものかと思ってたんですが、これもまさかの有宇が解決。能力=病気 だから、ウィルスを活性化させる能力で無理やり覚醒させるとか力技すぎる……。
ただ、能力を蓄積していくうちに、やがて有宇自身にも異変が起こり始めます。無意識での能力の発動、寝ている間の能力暴発、はたまたそこから来る休養不足による記憶の混濁……etc、「隻眼の死神」の異名で能力者たちから恐れられるようになる一方で、どんどん人間から遠ざかって行きます。そんな彼をギリギリ人間につなぎ止めていたのが、友利が渡した単語帳。長い旅の中でボロボロになっても、忘れかけて捨てそうになっても、いつも瀬戸際で彼を引き戻していた描写が印象的でした。いやまあ、そこまでの過程で友利のことをそこまで大事に思ってた描写があまりなかったのに、そこまで神通力あるのはなして と思うのはさておきとして。
そして、すでに精根尽き果てつつある中でやってきた街で、賞金首として懸賞金を掛けられてた彼は、ついに命の危機に晒されます。いくら能力をたくさん持ってても、最終的には物理最強ってことですかわかりました。ですが、ボウガンで撃たれて動けなくなった彼を庇い、一人の少女が立ちあがります。実は彼女こそが最後の能力者なんですが、所持しているのが「勇気」……それは果たして異能力と言っていいのでしょうか。生来臆病者だったのが矯正されたとしたら、まあ異能力と言っても差し支えないんでしょうが、正直途中で考えるのがめんどくなった感がw
ともあれ、勇気の能力を携えてやってきた少女の能力を奪ったところで、とりあえず彼の旅の目的は果たされます。問題は、肉体的にもボロボロな彼が、どう考えても自力で帰れるとは思えないところなんですけど、これは隼翼が迎えに来たことで解決。途中で連絡が途絶えてから、ずっと探してたんでしょうけど、よく見るとあのヘリの底に「公安」って書いてあるんですよね。有宇がいない間に、かなり組織デカくなってませんか??
ともあれ、勇気の能力を携えてやってきた少女の能力を奪ったところで、とりあえず彼の旅の目的は果たされます。問題は、肉体的にもボロボロな彼が、どう考えても自力で帰れるとは思えないところなんですけど、これは隼翼が迎えに来たことで解決。途中で連絡が途絶えてから、ずっと探してたんでしょうけど、よく見るとあのヘリの底に「公安」って書いてあるんですよね。有宇がいない間に、かなり組織デカくなってませんか??
こうして、元の世界に戻ってきた有宇ですけど、永い眠りから覚めた彼は記憶をすべて失っていました。そのため、傍らに座っている友利のことも覚えておらず。それでも、友利は自分と彼のことを語り続けます…って、いつの間にデレたんだってくらいヒロインっぽく見えるのは気のせい? 結局、有宇の記憶は戻らないまま、彼はかつての日常へと帰っていくのですが、その傍らにいる友利にとっては、それまでとは違った光景が見えているんでしょうね。今までは面白みのない日常を撮影してきた彼女が、今はそれが楽しいと思えるものになっている。すなわち、彼女にとってかけがえのないものがようやく生まれて、それが皮肉にも有宇であったと。……自分で書いてて「アレ?」って思いましたけど、これって有宇にとって救いになってないような(汗
と言った感じで、ついに迎えた最終話。最終話を迎えるにあたって、色々と展開を予想したりもしたのですが、ある種懸念した通りの内容にはなっていたと思います、やっぱり。有宇が段々壊れていくのと、記憶を失うところは大凡予想通りですし、約束を果たして友利の元に帰ってくるところも着地点としては悪くない。ただ、さっきも言った通り、有宇が報われるというよりは、友利が勝手に発情しているようにしか見えないんですよね。今までがまるで機械みたいに感情が動かないような描写だったのが、今さらになって泣いたり彼女面したり、一体何があったのか疑いたくなりました。やるにしても、最後にちょろっとデレるくらいで良かったと思いますし、有宇が記憶喪失のまま一回も記憶を取り戻さないのもあまりにもあんまり。結局、二人の想いが重なり合うことがなくて、ある意味ものすごいバッドエンド感ある。
そんなわけで、この作品の感想は以上となります。1クールお付き合いありがとうございました!!
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